狭小住宅を建てる際にかかる費用の相場をご紹介しています。
狭小住宅を建てる際にかかる費用についての情報をまとめました。
狭小住宅にかかる費用はデザイン料・坪単価・工法・使用する素材などによって変わるため、一概にいくらとは言えません。ただ、土地の面積が狭い分、家の建築コストを抑えられることは確か。
15坪以下の狭小住宅であれば、1,000~2,000万円台ほどで家を建てることも可能です。土地の費用を入れれば、東京都内で平均的なマンションを購入するのと同等くらいになるでしょう。
ただし、狭小住宅を建てる際には「費用が安いかどうか」だけではなく、「快適に暮らせる居住スペースの確保」を考慮することが大事。そのために必要な設計料・設備への投資は、決してケチらないようにしてください。
東京都の狭小地によく見られるのが、土地に面する道路の幅が狭いケース。これで何が困るかというと、施工業者の工事車両の置き場所・資材の仮置き場などが確保できないということです。
十分なスペースがない場合は近隣で駐車場や土地を一時的に借りたり、資材を運ぶために何往復もする必要があります。こうなると時間がかかるだけでなく、コストもかさむため注意が必要です。
また、外側での作業に必要となるのが「足場」。しかし、狭小住宅では足場を組むスペースがなかったり、周辺住宅との距離が近いといった理由から、十分な足場が確保できない場合も多いようです。通常よりも幅の狭い足場で作業をしてもらう場合は別に手間賃を支払うこともあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
狭小住宅は住宅密集地に建てられることが多いため、快適な生活を実現するためにも防音・防火・断熱などの仕様はグレードの高いものが求められます。設備のグレードを上げるとなると一般的な住宅メーカーはオプション扱いとなり、あっという間に予算オーバーしてしまうこともしばしば。
しかし、設備をケチると騒音や気温・湿度などに悩まされるだけでなく、家自体の寿命も短くなってしまうので注意が必要です。
そのため、住宅を建てる際はメーカーに提示された金額が安いからと安易に飛びつかず、仕様や設備もしっかりチェックして総合的に判断することが大切。
最初からグレードの高い仕様・設備であれば高額なオプションをつける必要もありませんし、予算内で高品質の狭小住宅を建てることが可能となります。